誘導する方向

近頃のごうは、サンタ君 苦手モード全開中。
あの日、サンタ君と絡み、「サンちゃん、やめて!」シグナルを出してもサンタ君に伝わらず、離れタイミングを私がうまく取れなかったのが原因。
暫くは平気だったけど、この2週間ほどサンタ君宅前を緊張して通過するようになりました。散歩スタート時はいつものサンタ君宅前を通るコースから外れて、家を出ていきなり、お隣の敷地を通過するというイレギュラーな散歩道です。

散歩途中、時折サンタ君が来ていないかキョロキョロしている様子。
あの日の傷は深かったんだね。ごめんね ごう。


サンタ君の家の前を通らないと自宅に戻られません。
もしも、それを拒否するのならば逆コースをたどって裏道から帰るか、はたまた抱っこして通過です。
うまく行くときは励まし、マグネットで誘導そして駆け足で通過のパターンです。

今朝の散歩では夫が抱っこをして通過しました。サンタ君宅前を過ぎるとおろし、「よ〜し♪おりこう♪」でおやつ。ごうは、嬉しそうに跳ねて走りました。
夕方の散歩は私一人でした。
100m先のサンタ君宅をジーと見つめる ごう。インターセプトして気をそらすけど、なかなか緊張はとれず、見つめたままです。ごうの体に手を置き、そっと包んで「よしよし」と励まし、マグネットを試みましたがダメでした。


その時、ふと気付いたのです。
私の誘導の仕方のまずさ。
マグネットをして私はまっすぐに私が行きたい方向、すなわちサンタ君宅方向に ごうを誘導しようとしていました。私だって苦手な方向にストレートに連れて行かれそうになったら嫌です。
ひとまず、そこから ごうが動き我に返ることが大切だということを思い出しました。
そこで、横方向に動かしました。すると ごうは、喜んで付いてきました。「ごう、おいで〜♪」と、声をかけるとその誘いにも応じます。そこで「よし!」と、褒める。これだ!!
この繰り返しをするうちに、彼はいつもの場所にマーキングを始めました。「お♪こりゃいける!」そう、思い「走るよ!」と駆け足。
お母ちゃん、300m近くごうと小走りに頑張りましたよぉ。

サンタ君宅前を通過するまでは緊張した走り方、通過した途端に嬉しそうに跳ねるように駆け振り返り私の顔を見た ごうでした。「ボク、通れたよ♪」と、言っていました。そこで、握り締めていた 砂肝を「よ〜し!おりこうちゃん♪」であげると、おいしそうにパックンチョ!!

ごうと一緒にクリアできた瞬間を感じました。
うれしかったな〜。

まだまだ、この頑張りは続くと思うけど焦らずに、がんばりま〜す♪

★今日の写真は以前、撮影したものです。