噛んでも良いもの

左下の犬歯が抜けました♪
ゲット成功です♪

犬歯は二本抜けたことになります。1本目はGW中。
夫と裏庭で犬ごっこをしているときに、歯がひかっかり抜けた模様。
草むらを二人で這いつくばって探したけど、発見ならず。

そこで、歯が抜けた→歯茎がむず痒かっただろう→甘噛 と連想

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ワンコでも人でも困った行動をするときの対応として

① その行動と相容れない認められる行動(もの)と置き換えること(与える)

② 注意引きや要求の場合は無視が効果的

が、あげられます。ようするに、叱らなくても良い環境にしてあげるという事です。

甘噛を例にして考えると

①は、噛むことができない行動をさせることになります。人の手がそこから遠ざかることも、その一つとしてあげられるでしょう。噛もうと思っても噛めませんよね。仔犬はあきらめて、他の遊びに移ります。噛んでも良いものを与えるという事になります。

我が家は、ごうが好みそうな歯ごたえのおもちゃを買い与えました。ロープ、ボール、天然ゴム素材のおもちゃ、木のおもちゃなどなど。それぞれ気分によってガシガシとしっかり噛んでいます。

それと、ごうを育て始めてすぐに決めたことがありました。

ごうを放牧している部屋のカーペットとテーブルに関しては近いうちに処分を考えていたので、もしもごうが噛んでも禁止しないことでした。禁止しない=噛んでも良い という発想にしました。
その代わり家の中の他のものは全てカミカミ禁止です。 
禁止=噛んでも良いものに誘導する
「あっ!」で、我に返らせ 「こっちよ〜♪」と、メチャメチャ甘い声で誘惑。

いいものとダメなものをきちんと区別して伝えると、叱らなくてもちゃんとわかってくれるもんなんですね。ダメなものに歯を立てた時「あらっ!」の声に反応して、顔を左右に振って、「ハウッ!」という表情で、自制しているようです。
「我慢できたね。えらいよ!」と褒めています。

②は・・・
 散歩の場面で。終盤に差し掛かった小道でごうは近頃、遊びましょう♪とじゃれてくることが多いです。夫はどうもこれが苦手なようです。犬歯が足にあたって痛いのです。「もう、するなよーー!」と叫びながら、ドタバタ ^^;
 トーゼンごうは遊んでもらっていると思って、興奮します。リードが外れるんじゃないかと思うような時も。
 そこで、夫に「黙ってじっとしていて」とアドバイスをします。
 よく、お邪魔しているチャーリーママさんの表現では「木になる」です。
 「計画的無視」です。
 これをすると数秒以内におとなしくなり、その内からだをブルブルと震わせて気分を変えるようです。そして、元通りに散歩再開ができます。夫は、この方法を次第に身につけてきてくれました。

困った行動の対応の仕方。無視や褒めて強化すること、誉めやすい環境の構造化、タイムアウト等など、私のお仕事でよく使う方法の一つです。
行動理論は少しはわかってるつもりなんだけど
いざ、自分が実践するとうまくいかないもんですね。
きっと、成果を急いで求めすぎているんでしょうね。 

テーブルをカミカミするときは、私が座る側面を噛みます。
残りの3面は無傷。
そして、おもちゃやテーブルを噛む時、たいてい私の体にピタっとくっついてきます。
うれしい瞬間!
人間と同じで感覚遊びをしているときは幸せな時なんでしょうねぇ。