甘噛・あまがみ・アマガミ・amagami

ごうの下痢がよくなったら、私は毎晩のように甘噛について検索をしました。
それは、「和犬は頑固だから、最初が肝心です。犬がリーダーになってしまい、本当に悲惨な状態になっている家庭があります。」 神妙な顔でお医者様に言われました。

こんなに可愛いのに・・・

我が家はペットショップから来た仔。
母親や兄弟と一緒に過ごすはずの社会化初期にはすでに、母子分離されてしまい、犬としての学習経験不足。甘噛も兄弟や母親に力加減を教えてもらうことも出来ずに、人間の生活につれて来られてしまった。犬として一番大切な時期、学習できなかったということでした。

がぁぁあああんっ ;;

そんなぁ。私はそんな取り返しのつかないことをしてしまったのか。
先が見えない気持ちになりました。この仔との豊かな生活を夢見ていたのに、この仔はそのうち、ガウガウ私たちに唸りはじめ、牙をむくようになるのか?そして、他人様にも歯をあてて怪我をさせてしまうことになってしまうのか?
とても凹んでしまいました。

確かに。
可愛いくて撫でようとすると、必ずお口をあんぐりあけて鋭い乳歯でカミカミしてくるのです。本やネットの躾の仕方では、「イケナイ」と低い声で叱るとか、押さえ込むとかいろいろ書いてあったので、それを試しました。
全く効果なし!というよりも、こちらがムキになればなるほど、ごうもムキになってしまいなんだかまずい雰囲気でした。
鋭い犬歯はあたり方次第では、ザックリと刺さり流血です。

なんで?!ナンデ?!

犬を育てた知り合いたちは「甘噛は仔犬のころは仕方ないよ。そのうち良くなるから」とニッコリと言ってくれるのに、私は「その考えは間違っている。躾の本や獣医さんやトレーナーはそうは言っていない。」となかなか受け入れることができませんでした。

頭の中は甘噛だらけ。

そんなときに、ネットで
コタロー日記に出会うことができました。
コタロー君はごうよりおよそ3ヶ月先輩の柴犬♂です。コタロー君の飼い主まきママさんはコタロー君の成長記録を月齢ごとに記録してくれていました。
まきママさんがコタロー君のことで悩んでいた事は、私にピタンコとあったのです。
私だけじゃなかった。ホッとしました。
それまで揺れていた気持ちが次第に整理でき、3ヶ月先のごうの姿を思い描きやすくなりました。
私の中にあるごうを可愛いという思いをもっと、素直に大事にしようと思えたのです。

すると、甘噛の悩みもちょっぴり楽になりました。
でも、少なくなったとはいえ、まだまだ甘噛はあります。
とほほ・・・ ^^;